【社会】 "「999」盗作騒動" 槇原敬之側、「提訴も」と反撃

最初にこの記事を見たときは、松本の「999は名作なんだから誰でも知ってる」って台詞にポカーンだったんだけど(実際、俺は初めて「夢は時間を〜」なんて台詞を聞いた)



これは凄く説得力があった。

30 名前:名無しさん@七周年[] 投稿日:2006/10/21(土) 17:05:46 id:gT07ur030
大麻の次は盗作か

槙原もおとなしく出来ない人間だなww


じゃなかった。こっち。


18 名前:名無しさん@七周年[sage] 投稿日:2006/10/21(土) 17:02:18 ID:7iGxFVaS0

■ 問題の部分の比較 (999作中での初出は1996年) ■

松本零士銀河鉄道999ビッグコミックスゴールド版 15巻 第1話「未来軌道」より:
 (※1996年連載開始の第2部、通称「エターナル編」の第1話にあたる)
> 時間は夢を裏切らない…時間は決して僕の夢を裏切らない…って…そう信じていたんだ。
> だから僕の夢も時間を裏切ってはならない義務がある!!

THE ALFEE "Brave Love" (「銀河鉄道999〜エターナル・ファンタジー〜」主題歌):
 (※劇場映画版3作目、1998年公開)
> 約束された場所が
> 心のUtopia
> 未来はけして君を裏切らない

Chemistry 「約束の場所」 (作詞・作曲は槇原敬之):
> 夢は時間を裏切らない 時間も夢を決して裏切らない
> その二つがちょうど交わる場所に心が望む未来がある
> 夢を携えて目指すその場所に僕が付けた名前は

こりゃ、牧原の方が黒っぽいかなって思えてきた。歌詞がそっくりじゃん。
松本もアルフィーの歌も絡めて声明を出したらスゲー説得力あったのに。


ほかにもテンプレがいつの間にか充実してきていた。(牧原の歌は個人的には好きなんだけどなぁ)





15 名前:名無しさん@七周年[sage] 投稿日:2006/10/21(土) 17:01:33 ID:7iGxFVaS0
■ 問題の部分以外での類似点 ■

劇場映画「さよなら銀河鉄道999」でのハーロックの台詞
> 鉄郎。 例え、父と志は違っても、それを乗り越えて、若者が未来を作るのだ。
> 親から子へ。子からまたその子へ血は流れ、永遠に続いていく。
> それが本当の永遠の命だと、俺は信じる
  ↓  ↓
槇原「約束の場所」
> 途中でもし死んでしまっても ひたむきに夢と向き合えば
> きっと同じ未来を描く 誰かが受け継いでくれる

漫画版「銀河鉄道999」アンドロメダ編 (=昭和版) 最終話でのメーテルの台詞
 (※松本作品ではこれ以外でも様々な場所で使用されている)
> 遠く時の輪の接するところで……
> まためぐり会いましょう……
  ↓ ↓
槇原「約束の場所」
> その2つがちょうど交わる場所

■ 本質的な部分での類似性 ■

松本版と槇原版では意味が違う、とも言われるが、
これらの類似点を踏まえると、
両者とも「時間=世代を超えた時間」という意味で用いており、
本質的な部分では同じとも解釈できる。


18 名前:名無しさん@七周年[sage] 投稿日:2006/10/21(土) 17:02:18 ID:7iGxFVaS0
■ 問題のフレーズの解釈の一例 ■

「時間=世代を超えた時間」という点を前提に松本版を解釈すると、

・「時間は夢を裏切らない」
  →世代を超えて長い時間をかけて夢を繋げば、どんな夢だって実現できる

・「夢も時間を裏切ってはならない」
  →そのためには夢を叶える努力をし、次世代に夢を繋ぐ必要がある


槇原版も「時間=世代を超えた時間」という点は同じであるので
全体としての意味もほぼ同様かもしれない。


20 名前:名無しさん@七周年[sage] 投稿日:2006/10/21(土) 17:02:39 ID:7iGxFVaS0
■ 法律的な観点および倫理的な観点 ■

現在の法律では、前後を入れ替えたり
言い回しをちょっと変えるだけで盗作ではないとされる。
また、短いフレーズであれば盗作と判断するのは難しい。
つまり盗作やり放題というのが現実。
そこにつけ込んでわざと前後を変えてあるという疑いもある。

たとえそうだったとしても法律上は問題無いし、
裁判になっても松本零士側が勝てないのは、
松本零士本人もよく理解している。

だからといって、法律上問題がないならそれでいい、
というのは筋が通らない。
ましてや、それを逆手にとって訴えてみろ、というのは論外。

■ 類似例として、ゲド戦記の挿入歌の歌詞に関するコメント ■

著作権問題に詳しい日本文芸家協会副理事長、三田誠広さんの話

 (影響を受けたことをHP上で記載しているものの、
 シングルCDには記載しなかった点に関して)

表現を微妙に変えていて、「こころ」の盗作とは言い難い。
しかし、朔太郎の詩がなければこの歌詞が書けないことは明らか。
モラルの問題として、朔太郎への感謝の言葉を入れるべきだ。
ネットなどには出ているというが、シングルCDの購入者には分からない。
先行する芸術への尊敬の気持ちが欠けている。

http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20061021k0000m040142000c.html


21 名前:名無しさん@七周年[sage] 投稿日:2006/10/21(土) 17:03:18 ID:7iGxFVaS0
銀河鉄道999銀河鉄道の夜の関係 ■

松本零士は「銀河鉄道の夜」から影響を受けたことを明言しているし、
宮沢賢治へのリスペクトもある。従ってこの場合はオマージュであって盗作とは言えない。

宮沢賢治へのリスペクトの一例: ■
http://www.tk-telefilm.co.jp/gusuko.html

賢治と汽車の風景 松本零士さん(漫画家)

子どもの頃、宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」を、ラジオの放送劇で聞いたのと、
学校で影絵になったのを見ました。これが賢治との出合いでした。
とくに放送劇は、音だけですから、猛烈に想像力をかきたてられて、そこから本を読んだのです。

宮沢賢治の本は「銀河鉄道の夜」でも「グスコーブドリの伝記」でも、
記述の一つ一つ、一行一行の行間に感覚的でありながら科学的表現にあふれています。
それを読むと科学的雰囲気にひたりきれる満足感を味わえるし、きわめて激しく少年の夢をかきたてるんですね。
賢治の作品は、全体に上質でまじめで少年に真剣に受けとめられる要素が強くて少年向きなんです。

■ 遺族である弟・宮沢清六氏の許可も得ている ■

銀河鉄道の夜は「汽車で星を巡る」話じゃないよ、厳密に言うと。
ただ松本は宮沢賢治の弟の清六に「銀河鉄道」拝借の許諾を申請しているし、
雑誌連載の時にはたまに「協力・宮沢清六」も明記されてるし、
交換条件で松本も宮沢賢治原作を漫画化しているからそっちはオッケーなんじゃない?


22 名前:名無しさん@七周年[sage] 投稿日:2006/10/21(土) 17:03:36 ID:7iGxFVaS0
■ オマージュとパクリの違い ■

作者が影響を認めネタを知って欲しいと願うのがオマージュ。 (オリジナルへのリスペクト有り)
誰でもネタを知ってるって前提なのがパロディ。 (オリジナルへのリスペクト有り)
ネタを知られちゃ困るのがパクリ。 (オリジナルへのリスペクト無し)


26 名前:名無しさん@七周年[sage] 投稿日:2006/10/21(土) 17:04:15 ID:7iGxFVaS0
プロジェクトXでも「時間は夢を裏切らない」を発言 ■

「時間は夢を裏切らない」というフレーズは
各地での講演会のタイトルとして用いられるなど、
松本零士が漫画やアニメ以外でも方々で用いている言葉。

たとえばプロジェクトX
ttp://homepage1.nifty.com/sagi/projectx.html
> ゲストとして出演していた松本零士。「時間は夢を裏切らない」などしっかり999の宣伝をしていた


29 名前:名無しさん@七周年[sage] 投稿日:2006/10/21(土) 17:05:03 ID:7iGxFVaS0
■ 槇原サイドの対応まとめ ■

  ・槇原本人
    → 意図的な盗作ではないが、どこかで聞いたかも。
      知らずにうっかり使ってしまったことに関しては謝ります。

      (※これは松本零士が電話でそう話した、と言っているだけで、
      槇原本人が公の場で発言したわけではない。
      松本零士側は文章化するか公の場で発言して欲しいと要求したが、槇原は拒否)
 
 ・槇原の事務所
    → 聞いたことなど無い。盗作ではない。謝罪などしない。訴訟も辞さない。
      だいたい銀河鉄道999も銀河鉄道の夜のパクリではないか。
      (※松本零士側の言い分: これは論点のすり替え。加えて、影響を受けたのは事実。胸を張って言える)

  ・レコード会社 (厳密には槇原サイドではなくケミストリーサイド)
    → 申し訳ない。後付ではあるがコラボレーションということにして丸く収めましょう。
      (※ただし、槇原本人からの提案ではないので松本零士側は返答せず)

それぞれで言ってることが違う点に注意